News
ニュース

株式会社理経（本社：東京都新宿区、代表取締役社長 黒田 哲夫 以下、理経）は、デジタルアーツ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 道具 登志夫 以下、デジタルアーツ）と新規販売代理店契約を締結し、ファイル・セキュリティソリューション「FinalCode」、「FinalCode for CAD」（CAD版は当社取り扱いが初めてとなります）の販売を開始したことを発表いたします。

市場背景

昨今、クラウドおよびモバイル化が進みセキュアな環境でのデータ管理がより複雑になるなか、企業の機密情報を狙った標的型サイバー攻撃が巧妙化し情報漏洩するケースや、企業内の重要情報ファイルが人為的・管理的ミスによって流出するといった被害が大きな社会問題になっています。そのような背景により官庁・企業・家庭を問わず今後も情報セキュリティは更に重要視され、導入実装が十分に見込まれます。

特に製造業では、製品の企画書や設計CADデータなどを外部へ送付する機会が多いにもかかわらず、手元を離れたデータの制御は難しいうえに、外部企業に自社のセキュリティガバナンスを行き届かせるのは至難の業です。また二次・三次利用する場合、従来型の暗号化（パスワードによる解除）と権限管理だけでは情報漏洩の防止にはなりません。

今回、販売代理店契約を締結したデジタルアーツ社は、インターネットアクセスに伴う危険を未然に防止するWebフィルタリングや電子メールフィルタリングなどの情報漏洩対策ソリューションの提供など、官庁・企業・家庭向けにフィルタリング技術を核にしたIRM（Information Right Management）※1 製品を展開する企業です。

※1 IRM(Information Rights Management)：業務で使用する文書ファイルなどを暗号化し、ファイル単位でアクセス制御するほか、閲覧期限・回数の設定、編集・コピー/ペースト・印刷等のファイル操作に対する制限の設定や、操作ログをユーザー単位で取得できるなど、詳細なアクセス権限管理が可能。

「FinalCode」製品概要

「FinalCode」はメールなどでファイルを外部に送ることを前提に、そのファイルを暗号化して開封状況などの利用状況を追跡し、リモートでの削除も可能なソリューションです。
動作検証済みアプリケーションでのみ暗号化ファイルを利用できるホワイトリスト方式※2と画面キャプチャなど起動を防止したいアプリケーションをブロックするブラックリスト方式※3を採用しているため、FinalCodeで暗号化されたファイルがどんな環境で利用・閲覧されてもIRM制御が効き続けます。

※2 ホワイトリスト方式：安全なアドレスやキーワードのデータベースで、指定された以外のもの全て拒否する方式。

※3 ブラックリスト方式：受信を拒否するアドレスやキーワードのデータベースで、指定されたものを拒否する方式。

特長

• パスワードレスのファイルセキュリティを実現
  開封できるユーザーを限定してパスワードレスでファイルを暗号化するため、パスワード通知の手間がなく、パスワード漏洩による第三者への情報漏洩のリスクもありません。
• 100%ファイル追跡が可能
  ファイル送信後も、作成ファイルに対して送信先での操作履歴を確認できます。
• 遠隔でファイル削除が可能
  ファイル送信後も権限変更が可能で、送信者がリモートでファイルの削除も可能です。
  不正アクセス時にアラートによる通知設定も行えます。
• 多種のアプリケーションファイルの制御が可能
  Word、Excel、PDFをはじめ、CAD以外のファイルでもIRM制御が可能です。
• フレキシブルなライセンスモデル
  ASP版とオンプレミス版があり、ASP版はシステム構築の必要がないためイニ
  シャルコストを抑えて早めの導入が可能です。

今後の展開

製造業を中心に、設計データ・CADデータの外部流出による損失を事前に保護・制御できる新しいソリューションとして提案をすすめていきます。

価格

ASP版

暗号化ユーザーライセンスパック
Finalcode Client 10ライセンス：25万円 / 年間から
※FinalCode Viewerは無償

オンプレミス版

別途お問合せ下さい。

※記載されている製品名､社名は､各社の商標または登録商標です。

デジタルアーツ株式会社について

株式会社理経について