新人に大切なのは、気兼ねなく質問できる環境
大学は、現在の仕事とは縁のない法学部でした。ただ、英語が好きでイギリスに短期留学した経験もあるため、就職活動の際は英語力を生かせる仕事を希望しており、輸入商社という言葉に惹かれ理経に入社。英語を使いたいという期待の方が強く、仕事に対する不安はあまりありませんでした。最初の配属は輸出の担当となりました。商材はLEDです。 1年目2年目と、それぞれ先輩が1人ついて仕事をイチから丁寧に教えてくれました。2人ともとても優しく、質問もしやすい雰囲気だったこともあり、特に困ったという記憶はありません。気兼ねなく何でも先輩に聞ける環境は、新人にはとても大事だと思います。最初の頃はわからないことをそのまま先輩に聞いていましたが、「そういうときは、まず自分で考え、自分なりの答えを持った上で聞くようにするといいよ」と上手な質問の仕方も教わりました。
入社2年目に経験した苦境は、学びの多い経験だった
入社2年目にして「4M変更」を経験することになりました。「4M変更」とは、人(Man)、機械(Machine)、方法(Method)、材料(Material)という観点から、メーカーが部品の品質を維持するために、仕様や設備・製造方法などを変更することです。その部品を使っているお客様は、仕様変更後の部品でもそれまでと同じ性能を得られるか一から評価し直さなければいけません。評価には時間がかかります。そのため、お客様の製造に支障が出ないように現行品の調達や、先を見越した期間の長いスケジュールを組む必要が生じることもあります。 私にとっては「4M変更って何?」という状態でしたので、正直「なぜ私が担当しているときに……」と思うこともありました。ただ、営業担当として貴重な経験になったのも事実です。例えば現行品の調達時、お客様から購入する数量を提示された際、「本当にその量で足りますか?」という質問が湧いてこないといけません。部品が不足し製造ラインがストップすれば一大事ですから、もれなく確認することはとても大切です。そうした学びの多い経験となりました。
上司のアドバイスをヒントに、自分なりの考えが持てた
上司から「既存のお客様へ訪問し、その取り扱い商材について知ることができたら、今度はそのお客様を仕入先として、別のお客様への提案へ繋げる」という営業方法を教わったことがあります。その時思ったのは、営業担当として柔軟な思考を持ちたい、ということです。お客様のニーズはさまざまです。枠にはまった営業スタイルだけでなく、雑談のなかで聞いたことでも確認・分析するなどアンテナを張り、今までとは違う柔軟な視点で周りを見られるようになりたいです。将来的には自分の力で新しい商材を見つけ、お客様を獲得して、ひとつの営業ラインを確立したいと考えています。 プライベートでは、学生の頃から音楽をやっています。長い間ドラムをやりたいとスティックまで買っていましたが、ついに先日練習に行き、見事にハマりました。オフが充実していると仕事にも張りが出て、意欲的に取り組むことができます。