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5GAAが主催するイベントで、アンリツ、dSPACE社と協業し、自動バレーパーキング(AVP)試験のデモに協力しました。
概要
理経は、10月にスペイン・マラガで行われた5GAA(※1)が主催するイベントで、株式会社アンリツ(以下、アンリツ)、dSPACE社と協業し、理経が代理店をつとめるApposite Technologies社(以下、Apposite社)製品を提供して、自動バレーパーキング(AVP)試験(※2)のデモ展示に協力しました。
※1 5GAA(5G Automotive Association):2016年9月に結成された世界的な業界横断組織。自動車やテクノロジー、通信などの各業界から企業が参画しており、5G技術を車両に導入し、さまざまなサービスやソリューションを開発することを目的としている。
※2 自動バレーパーキング(AVP:Automatic Valet Parking)試験:バレーパーキングとは、大規模宿泊施設、商業施設、空港等において、駐車する際に運転手に代わって専門の係員が駐車作業を行うサービスで、このサービスを自動運転で行うのが自動バレーパーキング(AVP)。
デモの内容
dSPACE社の自動運転のシミュレーション環境で、5G通信のネットワーク回線を作り出すアンリツの「MT8000A」を利用し、自動バレーパーキングのシミュレーションを実施。
その試験環境に、Apposite社「WANエミュレータ」を組み込むことで、実際の通信で発生しうる、パケットロス、遅延やIP障害を疑似的に発生させて試験することができ、より実際の通信環境に近い模擬環境を実現しました。
【Apposite社「WANエミュレータ」】
【シミュレーション画像のサンプル】
5Gで車両運動制御(VMC: Vehicle Motion Control)コマンド(信号)を受信した仮想車両が、駐車場内を管制指示に従って自動走行している様子
今後の展開
今後も自動バレーパーキングの実用化に向け、シミュレーションの需要は拡大が見込まれます。
理経は、アンリツの通信シミュレータ製品(5Gシミュレータ、Wi-Fiシミュレータ、LTEシミュレータ)と、Apposite社のWANエミュレータを組み合わせ、自動運転などの自動車市場をはじめ、リアルな通信環境を想定したシミュレーションが必要なさまざまな分野に貢献していきます。
お問い合わせ
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