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2020年5月13日

  • ニュースリリース

防衛、建設市場向け 小型・軽量・高耐久性のビデオエンコーダー Haivision社「Makito X1 Rugged」の販売を開始

株式会社理経(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 猪坂 哲、以下 理経)は、防衛関連や建設市場で設備の無人化における映像伝送に最適なHaivision Systems Inc(本社:カナダ、CEO:Miroslav (Mirko) Wicha、以下 Haivision社)の新製品「Makito X1 Rugged ビデオエンコーダー」の販売を開始したことを発表いたします。

市場背景

近年、防衛市場では航空機や車両、建設市場では重機をはじめとする設備の無人化が進んでいます。映像伝送を用いた設備の無人化は、設備に設置したカメラからの映像を伝送し、その映像を見ながら操作することで実現されます。無人化とする設備からの映像を低遅延でリアルタイムに伝送することができるか、また、温度や衝撃、湿度などの過酷な環境下において、安定した動作が可能か、が重要な要素になっています。

新製品概要

世界中の放送、エンタープライズおよび防衛市場で、50,000台以上の出荷台数を誇るMakitoシリーズの最新モデル「Makito X1 Rugged ビデオ エンコーダー」は、Haivision社が中心となって開発したオープンソースの伝送プロトコル技術SRT (※1)と、動画圧縮規格H.265/HEVC、H.264/AVCエンコーディングを搭載し、IP-68 (※2)準拠の耐久性を特長としているため、過酷な環境下において、低遅延で安定した映像の伝送が可能になります。

シリーズ史上で最もコンパクトな筐体で、372gの軽量、高さ30.5㎜×幅72.5㎜×奥行94mmの超小型、8Wの消費電力です。

無人走行を目的とした車両や航空機を開発するメーカー、屋外など過酷な動作環境での利用やニーズに対して、本製品を拡販していきます。

※1 SRT (Secure Reliable Transport): Haivision社が中心となって開発したオープンソースの伝送プロトコル技術。パケットロスやジッタ、帯域変動などが発生するパブリックネットワークにおいても、安全性を保ち高品質な映像を伝送することが可能。また、AES128/256に準拠した暗号化を行うことでセキュアな映像伝送も実現。

※2 IP-68:粉塵の侵入が完全に防護され、水面下での使用が可能とされるIEC(国際電気標準会議)が定めた規格。

特長

  • H.265/HEVCコーデックに対応
  • SRTに対応
  • KLV(※3)メタデータに対応 (MISB/STANAG(※4)準拠)
  • 32 kbpsから15Mbpsのビットレートに対応
  • ボードのみOEM提供が可能

※3 KLV (Key-Length-Value):映像や音声、それに伴う補足データを送るための器となる規格。MXFファイルを構成するデータ要素の集まり。

※4 MISB/STANAG: MISB(Motion Imagery Standard Board):モーション画像標準化評議会。STANAG(Standardization Agreement)は、NATO加盟国の間で軍事技術や弾薬装備兵站などを共通化するための規格。

関連動画: https://www.youtube.com/watch?v=R5vKY9pAw54&feature=youtu.be

Haivision Systems Incについて

Haivision社は、2004年の設立以来、ライブビデオストリーミングテクノロジーのリーディングカンパニーです。25,000を超えるお客様に、放送品質の低遅延ビデオをストリーミングするビデオソリューションを提供しています。モントリオールとシカゴに本社を置き、南北アメリカ、ヨーロッパ、中東、アジア太平洋各地に支社を持つ非公開企業です。
ビデオストリーミングの課題を解決するため、開発した低遅延ビデオストリーミングプロトコル『SRT(Secure Reliable Transport)』を2017年にオープンソース化し、200以上の企業がサポートするSRT Allianceを設立しました。

所在地 2600 Boulevard Alfred-Nobel, Montreal, QC, H4S 0A9, Canada
CEO Miroslav (Mirko) Wicha
事業内容 ビデオストリーミングソリューションの提供
URL https://www.haivision.com/

株式会社理経について

株式会社理経は1957年設立のIT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーです。システムソリューション(入試・教務システム、ITインフラ基盤、経営戦略・情報セキュリティソリューション等)、ネットワークソリューション(衛星通信伝送システム、デジタルビデオ伝送システム、通信事業者・民間企業向けネットワークシステム、無線アクセスシステム、防災情報システム等)、電子部品及び機器(高周波部品、高機能性接着剤、電波集録・再生機材、電力系統解析システム、防衛装備品)の分野で、世界の最先端技術・先進的な製品を核とした多彩なソリューションを提供しています。

所在地 〒163-0535 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル
資本金 34億2,691万円(2019年3月末日現在)
代表者 代表取締役社長 猪坂 哲
事業内容 ・システムソリューション
・ネットワークソリューション
・電子部品及び機器
URL https://www.rikei.co.jp
Twitter https://twitter.com/rikei_pr

※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ

部署名:伝送配信システム営業部

TEL:03-3345-2182

E-mail : sales-csg@rikei.co.jp

製品ページ URL :https://www.rikei.co.jp/product/650/