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2015年7月29日

  • ニュースリリース

Enensys社 新製品「DiviCatch RF-S/S2」の販売を開始 衛星信号をリアルタイムに解析、モニタリングが可能に

株式会社理経(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 黒田 哲夫 以下、理経)は、理経が販売代理店を務めるEnensys Technologies社(本社:フランス、President and Chief Executive Officer.:Régis LE ROUX)の新製品「DiviCatch RF-S/S2」の販売を開始したことを発表いたします。

新製品概要

衛星を利用したデジタル映像信号の伝送では、さまざまな情報がその信号内に含まれていますが、天候などで比較的不安定になりやすい場合があります。映像や音声信号などを配信する放送関連企業やコンテンツ配信会社にとって、より安定した信号を伝送するためには、リアルタイムな解析やモニタリングできることが重要、かつ課題となっています。

今回販売を開始した「DiviCatch RF-S/S2」は、衛星放送の伝送規格DVB-S/S2(※1)の信号レベルやノイズレベルなどの詳細、さらに放送信号TS(※2)の録画・再生により、リアルタイムな解析やモニタリングを可能にしたポータブルアナライザーです。

(本製品は衛星放送伝送規格の信号解析やモニタリングなどの目的で開発されたものであり、コンテンツ視聴のために録画・再生を目的とした製品ではありません)

特長

  • DVB-S/S2衛星信号解析および計測(信号レベル、CNR(※3)など)
  • RF(※4)信号および放送時間外のモニタリング
  • DVB-ASI(※5)インプット/アウトプット(TS)
  • IPインターフェースからのTS信号解析も可能
  • T2-MI(※6)データの解析も可能
  • ETR290(※7)に対応
  • CCM、VCM、ACM(※8)をサポート

※1 DVB-S/S2:DVB (Digital Video Broadcast)はデジタルビデオブロードキャスティングの略称。国際的に承認されたデジタルテレビ放送のための公開標準規格。-S/S2は衛星通信のための伝送方式。

※2 TS:トランスポートストリームの略。MPEG-2のデータを格納、送受信するためのデータ形式の一つ。さまざまな形式のデータをまとめて一つの流れとして扱うことができる。

※3 CNR:デジタル信号伝送における信号量(signal)と雑音量(Noise)の比。

※4 RF:テレビ放送で使われている帯域の高周波信号。

※5 DVB-ASI:DVBによって定義された送信規格。ケーブル、衛星、または地上波放送設備内のビデオ配信装置の接続に使用。

※6 T2-MI:実際の変調処理段前のインターフェース(T2-MI)に達するデータパケット。

※7 ETR290:MPEG規格で定められたTSエラー監視指標。

※8 CCM、VCM、ACM:各々DVB-S/S2の変調におけるエラー制御機能(モード)。

今後の展開

長年の放送・映像配信業界への納入実績を活かし、衛星を使ったデジタル映像配信において、安定した配信を提供するため、衛星業界、放送業界を中心に拡販していきます。

販売価格

約50万円 (為替レートにより変動)

販売見込み

販売数 売上
初年度 10台 500万円
次年度 20台 1,000万円

Enensys Technologies社について

2004年に設立し、2006年2月に株式公開した急成長しているデジタル放送関連機器メーカーです。フランス レンヌ郡に本社を構え、デジタルTV・IP映像伝送・計測器といった市場に革新的でプロフェッショナルな製品を提供する企業で、世界50カ国200社を超える顧客(Broadcast/Network関連及びテレコム関連、受信端末関連等)に使用されています。

所在地 6 rue de la Carriere – CS37734 35577 Cesson-Sevigne cedex France
資本金 520,832ユーロ
代表者 Régis LE ROUX
事業内容 ・デジタル映像配信製品開発
・デジタル映像信号アナライザー、テストシステム製品開発
URL http://www.enensys.com/

株式会社理経について

株式会社理経は1957年設立のIT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーです。
システムソリューション(入試・教務システム、ITインフラ基盤、経営戦略・情報セキュリティソリューション等)、ネットワークソリューション(衛星通信伝送システム、デジタルビデオ伝送システム、通信事業者・民間企業向けネットワークシステム、無線アクセスシステム、防災情報システム等)、電子部品及び機器(高周波部品、高機能工業用接着剤、カーオーディオ・ナビゲーション用テスター、電力系統解析システム、防衛関連機材、防犯システム等)の分野で、世界の最先端技術・先進的な製品を核とした多彩なソリューションを提供しています。

所在地 〒163-0535 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル
資本金 34億2,691万円(2015年3月末日現在)
代表者 代表取締役社長 黒田 哲夫
事業内容 ・システムソリューション
・ネットワークソリューション
・電子部品および機器
URL https://www.rikei.co.jp

※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ

伝送・配信システム営業部 システム営業グループ
TEL:03-3345-2182(ダイヤルイン)
E-Mail:sales-csg@rikei.co.jp

「DiviCatch RF-S/S2」製品ページ:https://www.rikei.co.jp/product/582/