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(2015.1.27 掲載)

理経の取り扱う無線LAN製品とは?

理経の「無線LAN」は、北海道から沖縄までの自治体や学校、製造工場など、さまざまな場所で幅広く利用されています。
今回は、新製品が加わりラインアップが充実した「無線LAN」の世界へご案内します!

そもそも無線LANって?

Wi-Fi イメージ

みなさんは、無線LANというと会社内に設定されている無線LANやご自宅でインターネットを利用するために購入したものを想像されるのではないでしょうか?最近では、家電量販店で購入して簡単に設置できるものも多く、スマホやタブレットで動画や音楽、ゲームを楽しむときに利用する、いわゆる「Wi-Fi」(ワイファイ)は身近なものとなってきていますね。

ちなみに「Wi-Fi」は無線規格の一つで、国際標準の無線規格「IEEE802.11」(アイトリプルイー・ハチマルニ・テン・イチイチ)に準拠した製品に対して発行されているブランド名みたいなもので、「Wi-Fi」は無線LAN規格「IEEE802.11」を使っています!という証明みたいなものなのです。

また、無線LANでは電波を利用しているので「周波数」という単位を使い、電波の通り道の種類を「周波数帯」と示していて、現在のWi-Fi規格では「2.4GHz帯」、「5GHz帯」の2種類があります。この2種類の周波数帯はそれぞれにメリットとデメリットがあるので目的に応じて使いわけますが、いずれも主にPC(端末)をインターネットに接続するために利用する無線LANとなります。

インフラは無線がおすすめ!

無線LAN イメージ

今回ご紹介する無線LAN製品は、上記のような製品群とは異なり、主としてLANとLANをインフラ用に接続するための製品です。
イスラエルのRADWIN社「RWシリーズ」がそれにあたり、4.9GHz/5.0GHz帯を利用する無線LAN製品で、自治体の防災ネットワーク用途などにご利用いただいています。有線回線で行うことを無線でやってしまおう!という製品なのです。

有線の場合、LANケーブルで繋ぐため配線工事などが必要ですが、地震などの災害でケーブルが切れてしまう場合があります。それに比べ、無線では電波による無線接続でLANを構築しているので、配線がなく設置や移動が簡単で、緊急回線などの使用でも注目されています。しかし、この周波数帯域は総務省通信局に免許を申請する必要があり、年間の電波利用料を支払わなくてはなりません。また、10km程度の距離で数10Mbpsの通信速度で、周波数の制限もあり、都内などでは利用場所が限られています。

1Gbpsの通信速度を実現!免許不要な製品も!

「EtherHaul1200 シリーズ」

そこで理経では、新しい無線LAN製品の取り扱いを開始しました。それがイスラエルSiklu社の製品「EtherHaul1200シリーズ」、「EtherHaul-600T」です。

「EtherHaul1200シリーズ」はいくつかの製品があります。利用する周波数は70GHz帯/80GHz帯(Eバンド)で、天候などの環境にもよりますが4km以下の距離で対向させると1Gbpsの通信速度を実現します。ただ、この帯域でも免許が必要になります。

「EtherHaul-600T」

一方、「EtherHaul-600T」は、60GHz帯(Vバンド)を利用した無線LAN製品で、この帯域では免許が不要です。距離は500m程度となりますが、通信速度は同様に1Gbpsを実現!ビルの上層フロアーに三脚などで固定し、窓越しに対向させれば、インフラ延長ができてしまうような製品なのです。わざわざ回線を引き込んでネットワークを構築する必要はありません。

この製品群は特に自治体、大学、製造工場などで有効に利用いただける無線LAN製品です。

目に見えない電波の技術は、今や私たちの生活に必要不可欠なものですね。世の中の縁の下の力持ちである理経の取り扱い製品、Siklu社の無線LAN製品を第二弾としてご紹介させていただきました。

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