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理経メールマガジン
(2018.12.19 掲載)
インターネットなどさまざまな回線において安定した4K映像伝送を実現!!
Haivision社製「高品質・低遅延エンコーダ&デコーダ」
かつては映像伝送といえば地上波/衛星放送などのいわゆるテレビが基本でした。しかしながら現在はインターネット放送、動画配信などが一般的となっています。
放送をインターネット化する場合、ネットワーク品質という条件が付いてまわります。これまでの寡占状態で周波数帯を使用してきたテレビ放送では帯域確保は当たり前で、ジッタ(映像・音声の乱れ)や遅延というような事象に注意すれば充分でした。しかし、インターネットなど帯域が確保しにくい環境下、あるいは専用回線であっても、エラーの出たパケットは捨てるか再送するかになり、放送品質としては期待できない、というのが今までの常識でした。
Haivision社製品は、インターネット放送におけるこれらの課題に高品質伝送で応えます。
Haivision社の独自技術「SRT」とは?
Haivision社独自技術「SRT」は、不安定なネットワークにおいても安定した映像伝送を可能にするものです。
伝送路上でのエラーをデコード(圧縮データの解凍)時に訂正し、また暗号化することで、よりセキュアに映像を伝送します。
SRTを使用したビデオストリーミング伝送は回線上のパケットロス、ジッタおよび変動する帯域幅を考慮して、映像品質を維持します。
映像を伝送する際、SRTを使用時と未使用時の場合の映像品質を比較しました。
SRTの特長
- オリジナルに近い品質で映像出力が可能
- 低遅延・リアルタイム映像伝送を実現
- 衛星回線を使わずに低コストでコンテンツを増やせる
- エンコード(圧縮)などの端末間のネットワークパフォーマンスを検知
- 受信側は最適なストリーム性能や品質を確保するための自動調整を実施
需要に合わせたラインアップ
Makito X Series
小型で、ラックマウント可能なシャーシモデルです。過酷な環境下でも運用可能なミリタリー仕様やストレージ搭載モデルなどを揃え、さまざまな用途に対応します。
KBシリーズ
スポーツ、音楽、お祭り、ニュース速報などライブイベントストリーミングのためのパワフルなエンコーダ/トランスコーダです。
コンパクトながら、高品質な4K映像をハードウェア上でH.264/HEVC(※)エンコードすることが可能です。
「KB Mini」、「KB Server」、「KB MAX」の三タイプがあり、要求に合わせたシステム構築が可能です。
※ H.264/HEVCはITU(国際電気通信連合)によって勧告された、動画データの圧縮符号化方式の標準となります。
理経は、同製品を放送局や番組提供会社などに向けて展開を行っていきます。