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理経メールマガジン
(2019.9.26 掲載)
防災だけじゃない!
ネットワークを広げたい時に便利な無線LAN
理経が取り扱う無線LANは、自治体で利用される防災対策の自営ネットワークとして今までに何度かご紹介しておりますが、そのほかにも、さまざまな使われ方があります。今回は、どんな所でどんな風に使われているのか、Siklu社の高速無線LANシステム「EtherHaul/MultiHaul」の事例を交えながら、ご紹介いたします。
イベント会場や展示会でのネットワーク利用
イベントで会場を設営した際、今の時代は必ずネットワークが必要になります。インターネット・アクセス用に天井やポールにWi-Fiアクセスポイントを設置しても、バックボーンがインターネット回線につながっていなければなりません。また、展示会では離れたブース間でつなげたいなどの要望があり、用途はさまざまです。
通信ケーブルを敷設すればよいことですが、200mも300mもケーブルを敷くのは大変な作業です。足を引っ掛けないように施工や設置しなければなりません。
そのような時、「EtherHaul/MultiHaul」はケーブルと同様に、1Gbpsの通信ができる無線ネットワークを簡単に構築できます。もちろん、雨に濡れても問題ない屋外仕様です。
ちなみに…1Gbpsとは?
インターネットの通信速度(bps)の目安として、WEBサイトの閲覧・メールの送受信で10Mbps、動画を見たり音楽をダウンロードするのは50Mbps、高画質動画を見たりオンラインゲームをするのに100Mbpsあれば、快適に利用できるといわれています。そう考えると、1Gbps=1,000Mbpsはとっても早い!通信速度ということがわかると思います。
街なかの監視カメラ映像を伝送
海外では、1Gbpsという高スループットを利用して高画質の監視カメラネットワークに利用されるケースが多くあります。ネットワークカメラが設置されている電柱に無線機も設置し、無線LANから無線LANへと数珠つなぎにして、本部の監視ルームへ映像を伝送します。
海上・船上での通信やインターネットの利用
無線LANを使用するための免許も必要なく、自動的に子機を見つける機能がある「EtherHaul/MultiHaul」は、船と船の通信や、船と陸地の通信に利用される場合もあります。カメラ画像の伝送や乗船している人へのインターネットサービスに利用されます。
施設の増設に伴うネットワーク環境の整備
病院などの施設を増設する際、敷地が確保できず、道路や駐車場越しなどの少し離れた場所に増設しなければならないケースがあります。利用しているシステムを共有するために、有線インフラを引けない場所に「EtherHaul-600TX」は有効です。
スループット(一定時間に処理できるデータ量)が大きいだけでなく、ネットワークの遅延が非常に少ないため、問題なく快適にご利用いただいています。
理経が取り扱う無線LANシステムは、今回ご紹介した製品以外にも多数のラインアップがあり、用途や設置場所の地形特性に応じて利用する製品は変わります。無線LANシステムを15年以上扱っている理経では多数の導入実績を有しており、お客様にとって最適なシステムの提案、設置、運用サービスを提供しています。
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