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理経メールマガジン
(2020.8.31 掲載)
「With/Afterコロナ」新時代を生き抜く理経のソリューション【其の三】
安心・安全・快適なリモートワークを可能にする
遠隔サポートシステム「Secure Remote Support」
Withコロナ時代を見据えた働き方改革の一環として、テレワークやリモートワークを導入する企業は確実に増えたものの、出社しないと仕事ができない業種や職種は多くあります。
機器の管理やメンテナンス、故障などを行うサポートスタッフは、客先に出向して作業を行う場合がほとんどです。それを遠隔操作により、あたかも現地で操作し作業を行えるようになれば、作業効率が上がりコスト削減にもつながります。
理経が提案するのは、「安心」「安全」「快適」をキーワードに、サポートスタッフやIT管理者などのリモートワークを可能にする「Secure Remote Support」です。
「Secure Remote Support」とは?
インターネットを介して、遠隔地からでも安全に社内のPCやサーバ、タブレットなどの端末の操作ができる製品です。トラブルが起きているPCの画面を遠隔地から確認し、操作、指示内容を画面上で示すことができます。技術者が現地に訪問しなくても、保守業務などのサポートをすることができるほか、1台のPCの画面を複数の端末で共有することもできます。
本製品はSSL暗号化(※1)を用いて通信するため、セキュアな環境下での通信ができます。アカウントと操作内容を紐づけ、サポートスタッフによる操作内容を自動的に動画で保存し確認できる機能も持ち合わせています。
ソフトウェアのライセンスのみを販売する形態と、ソフトウェアをインストールした専用サーバの形態での提供が可能です。
※1 SSL暗号化:インターネット上で通信を暗号化する技術。SSLを利用することで、ブラウザとサーバ間の通信を暗号化し、第三者によるデータの盗聴やなりすまし、改ざんなどを防ぐことができる。
「Secure Remote Support」の特長
- ライセンスは同時利用ユーザ数でカウント
- ソフトウェアの事前インストールは不要
- 高度なセキュリティ:ネットワーク上の共有サーバではなく、オンプレミス(お客様ネットワーク内)でサーバを構築・用意するので、セキュリティ性が高い
- すべての操作内容は専用サーバに動画保存:情報漏洩や不正アクセスがあった際に、記録されたデータを収集・分析して証跡となるログとして記録
- 対応OS:Windows, Mac,Linux
導入事例
事例1.フィールドエンジニアのサポート:ハードウェアの設置・保守・修理など
- 課題:客先にて設置調整時に問題が発生した場合や客先での機器の故障などの際、出向いているフィールドエンジニアが電話で自社エンジニアからサポートを受けながら問題解決を試みる対応には限界があり、場合によっては出直しが必要となる場合もありました。
- 導入効果:フィールドエンジニアのPCを会社のエンジニアが遠隔で操作することにより、問題の解決時間を短縮。場合によっては、機器にPCを接続できればリモートで操作できるので、エンジニア以外の人が対応することも可能になりました。
事例2.客先導入サーバのリモート保守:トラブル対応、定期メンテナンスなど
- 課題:リモート保守を実施するためには、ユーザごとにVPNなどの設定が必要で煩雑でした。
- 導入効果:JumpClient(※2)などを利用して、リモート保守ができるようになりました。ファイアウォールなどの追加設定は不要で、リモート保守の操作内容は動画で保存されるため、操作の証跡として利用可能となりました。
※2 JumpClient:事前に操作対象となるサーバにインストールするソフトウェアで、監視や制御、情報収集などの機能を持つ。
事例3.イントラネット環境のリモート保守:銀行のATM、店舗のPOSレジなど
- 課題:完全なイントラネット(外部インターネットへの接続無し)環境での修理は時間もかかり困難でした。
- 導入効果:イントラネット内に配置することで、外部インターネットにアクセスすることなく、リモートアクセスが可能になり作業効率があがりました。
事例4.計測器のリモート保守:計測器メーカーでの営業用デモンストレーション、サポート
- 課題:重量のある計測器を用いて客先で行うデモンストレーションが難しく、輸送にも時間がかかります。社員の移動やコストの負担も減らしたいという要望がありました。
- 導入効果:Windowsベースの計測器にJumpClientをインストール。計測器を持参せず、遠隔で計測器画面を操作しながらのデモンストレーションが容易になりました。また、サポートやメンテナンスもリモートアクセスで可能になりました。
「Secure Remote Support」は、世界中で20,000社以上に採用されているサポートスタッフなどの技術者、IT管理者向けの遠隔操作ツールです。上記でご紹介したほかにも金融機関、ITベンダー、医療機関など幅広い企業や組織で導入されています。サポート方法の変革やリモートワークの実現に向けて、また、遠隔サポート作業の効率化を検討されている企業や組織などに提案していきます。