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理経メールマガジン

さっきからスマホと睨めっこして何やっているのかと思ったら、あれですか。
昨夜も帰りに本屋寄ろうと思ったら、店のあたりにスゴイ人だかりができてたから何事かと思って覗いてみたら、みんなやってましたね。

知りませんよー。僕はやってないんですが、そんなに面白いですか？

一人で？

・・・・・。すごくハマってることはよくわかりました。
まぁいつも忙しくしているんだから、ちゃんと休んでくださいね。

そりゃ速度制限もあるだろうし、地下鉄ならGPSも届かないから難しいでしょ。

えっ？GPS知らないんですか！？

GPSの機能でプレイヤーの位置情報を特定しているんですよ。
この場合はスマートフォンが衛星電波の受信機の役割をするんですね。GPSでプレイヤーの位置を特定して、近くにいるキャラの情報がアプリに通知される仕組みって聞きましたよ。

僕も専門家ではないので詳しくは説明できないですが、簡単に言うと、地球の上を複数の人口衛星が飛んでいて、受信機に衛星から時刻と衛星の位置の情報を電波に乗せて送ります。すると受信機はその情報から自分が衛星からどれくらいの距離にいるかわかりますよね？例えば、衛星Aからの距離が4万キロメートルであれば、受信機は衛星Aを中心に半径4万キロメートルの球状の表面のどこかにいることになります。同じ情報を別の衛星B、Cから取得して、それぞれの球状の表面が地球上で交わるところが受信機の位置ってことになります。
てゆーかググって自分で調べてください。

それはまなぶさんのカーナビが古くて新しい地図データに対応していないだけだと思うけど・・・。
まぁ確かに今のGPSはさまざまな要因で何メートルかはズレたりはしますね。
でもこれからそのズレが数センチ、数ミリと正確になるらしいですよ？

「日本版GPS」って聞いたことないですか？昨年あたりよくニュースになっていましたけど。いま使っているGPSシステムはアメリカが打ち上げた人工衛星を世界中で使っています。当然、グローバル対応の人工衛星なのですが、それをグローバルなものではなくローカルな日本とその近辺のみに対応した人工衛星を打ち上げて、より精度を高くした「日本版GPS」が運用されるんですよ。世界っていう広い範囲ではなく、日本っていう狭い範囲だけ対応しますので、当然精度は格段に上がりますよね。

（まだ言ってる・・・。）
まぁ日本版GPSの話は抜きにしても、GPSの電波の届かないところでもまなぶさんが大好きなそのゲームできるようになるかもしれないですよ！

（めっちゃ食いつくな・・・。）
あくまで理屈上の話ですけどね。僕たちの部署ではないですけど、理経で「SYNTONY（シントニー）」っていうフランスにあるGPSシミュレータの会社の製品取り扱ってるじゃないですか。
そのメーカーの「SubWave（サブウェイブ）」という製品は、簡単に言うとGPSシステムで使用されている衛星が送っている情報、つまりさっき説明した衛星の位置と信号を送った時間の情報を実際の衛星と同じように送ることができるんですよ。例えばGPSの届かない地下鉄の駅のホームにこの機械を設置すると、そこから送られている情報を受信機側は実際の衛星から送られていると認識して、実際はGPSの電波が届いていなくてもGPS機能を使うことができるんです。スウェーデンのストックホルムの地下鉄では実際にこの装置が運用されていて、すでに地下鉄内でもGPS機能が使えるみたいですよ！

まぁ、そういうことになりますね。

理屈上ではそうなりますね。

えっ！！ちょっと待って！！
・・・行ってしまった。
あんな速いまなぶさん、初めて見たわ。
てゆーか売り先は○×堂じゃないと思うんだけどなぁ。
そもそもあのゲームって速度制限の機能が付いてるから、電車内とかだとプレイできないと思うんだけど・・・。
あの勢いならどこかに売ってきてくれそうだし、まぁいいか（笑）。