E-mail magazine
理経メールマガジン
(2018.12.19 掲載)
15「スマートウォッチ」
近年流行っているスマートウォッチ。スマートウォッチとは、簡単に言うと腕につけるウェアラブルデバイス(電子機器)のことです。時計でいう文字盤に当たるディスプレイでSNSやメール通知を確認できたり、他にも健康管理ができたりと、まさに次世代を象徴する時計です。
今回はそんなスマートウォッチについて、まなぶ君と学んでいきましょう!!
登場人物紹介
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まなぶくん
営業部入社3年目。好奇心旺盛で打たれ強い性格。自社製品について日々勉強中。趣味はマラソンとお酒。
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たっちゃん
まなぶくんの後輩。とっつきにくそうな外見だが、実は気さくな性格。勉強熱心で三度のめしより本が好き。
いま何時かなぁ~っと・・・・・チラッ。
・・・・・・・・・・・・。
(さっきから3分おきくらいにこっちを
チラ見してくる!!新しい時計につっこんで欲しいんだろうけど、
あからさま過ぎてウゼェェェ!!)
ハァ・・・。あれ?まなぶさん時計新しくしたんですか?
あ!気づいちゃった!?
いやぁ、あんま見せびらかすのもアレだから、
なるべくわからないようにしてたんだけどなぁ。
さすが!目ざといね!!
(鬱陶しいくらいアピールしてたじゃん・・・。)
まぁいいや。それにしてもスマートウォッチにしたんですね?
どんなアプリ入れてるんですか?
スマートウォッチ?ああ、スマートなウォッチってことね!
うん!タッチパネル式だし、スマートな感じだよね!
アプリ?時計だから入らないよ!
え゛!?もしかしてスマートウォッチって知らないで買ったの??
よくわからないけど店員さんに勧められて、、、
流行ってるとか、モテるようになるとか、スマートだとか、彼女できるとか、
次世代だとか言われたから、つい買っちゃったんだけど・・・。まずかったかな!?
それにしてもその店員はやり手ですね。
的確にお客さんの願望を見抜き、巧みな話術で商品を買わせるとは・・・。
見習わなきゃいけませんね。
まぁ彼女いないのは見ればわかるか。
あれ?なんかよくわかんないけどディスられてる?
いえいえ、そんなことないですよ。
でもせっかくスマートウォッチにしたんですから、
いろいろ便利な機能を使わないともったいないですよ。
これってただのオシャレな時計じゃなかったの?
ってゆーかスマートウォッチって何?
スマートウォッチは、ざっくり言うと腕に付ける時計型のスマートフォンだと思ってください。
そうなんだ。でもそれならスマホがあれば十分なんじゃないの?
まぁ確かにそういう意見もあることは否定しませんが。
でもやっぱりいちいちスマホを取り出さなくても、色んな情報を手元で取れるようになることが大きいですね。電話の着信やメール受信、LINEなどのさまざまな通知を手元で取得できますので、いちいちスマホを取り出す必要がなくなります。
ほら、まなぶさんもポケットやカバンの中に入れているスマホの振動を感じて、取り出してみたら迷惑メールだったとかあるでしょ?
迷惑メールかはわからないけど、お金振り込みますとか、サイトの登録料払えとか、身に覚えのないメールはたくさんくるよ。
うん。それが迷惑メールだな。
そうだったんだ・・・。いちいち返信してたよ・・・。
でも確かにスマホを取り出す機会が減るのは便利かもね。
落としたりする機会も減るだろうし!
迷惑メールに返信って・・・。
まぁいいか。
他にも健康管理ができたり、道案内ができたり、いろいろアプリを入れることで
便利に使えますしね。それにスマートウォッチ用のアプリを使って、いろいろビジネスに活用している会社も増えてきていますしね。
すごいね! 腕時計をいじっていろいろできるなんて、
なんか近未来な感じだね!!
ビジネスに活用かぁ・・・。何にも思いつかないけど、
確かにいろいろできそうで面白いかも!!
ってゆーか、うちの会社でもスマートウォッチを使ったプロジェクトがあるじゃないですか。
うちの会社で?
ホントに知らないの?
本社だけじゃなくて子会社も巻き込んだ大がかりな案件だから、みんな知ってると思いますよ?
そ、そうだったの・・・?
他の人に今更聞くの恥ずかしいから、教えてほしいかなぁって。
では簡単に概要を説明しましょう。
とある大手メーカーの作業現場で働くたくさんの人たちに、理経のスマートウォッチを付けながら作業してもらうっていう話です。
一口に作業っていっても、そこの現場ではいろいろな種類の作業があるんですよ。種類がいろいろあれば、人によって得手不得手がありますよね?
これまで、終業時に各自が手書きで何の作業をどれくらいの量こなせたかを報告して、それを集計してそれぞれの業務の割り当ての参考にしていたんです。
なるほど。業務効率の改善ね。
でも手書きの文章を集計かぁ。たいへんそう・・・。
そうなんですよ。
そこで理経は、お客さんの要望を取り入れた現場の作業員の方々の仕事量をレコードするスマートウォッチ用のアプリを開発したんです。
いままで手書きで提出していたものを、スマートウォッチに入力することで、データ化、システム化したわけですね。
それによって現場の作業効率はもちろん、文章を集計する業務の作業効率とかさまざまなことが改善されたんですよ。
すごいねぇ。スマートウォッチってそんなこともできるんだねぇ。
ここだけ聞くと単にアイデア勝負みたいな話になっちゃいますけど、
アイデアを形にするのがたいへんなんですよ。
そうなの?
そうなんです。
スマートウォッチって世界中の会社が開発してますから、お客さんの要望を満たす製品はあるのか、大量に導入してもらうから、コストパフォーマンスが良く、しかも品質の良い物でなくてはとか、いろいろ頑張ったみたいですよ。
うわぁ、たいへん・・・。絶対無理だ・・・。
よくそんなことできたねぇ。
製品選定については、当社子会社の理経香港が中国のメーカーと直接交渉してくれたんですよ。彼らは英語だけじゃなく中国語もペラペラですから。
それにアプリ開発は、昨年子会社になったネットウエルシステムに手伝ってもらったと聞いています。
ホントに会社のいろいろな部門が協力して形にしたんだねぇ。
全然知らなかったよ。
まなぶさんも忙しくて、全然会社にいなかったですからね。
詳しいことは新規事業推進室の福島さんに聞いてください。
新しいスマートウォッチを使った案件も企画しているみたいだし、
面白い話が聞けると思いますよ。
うん。そうしてみるよ。
まぁとにかく、せっかくスマートウォッチにしたんですから、
いろいろ使ってみましょう。ちょっとそのスマートウォッチ見せてください。
はいはい。
ふーん、どれどれ・・・。
ってアプリどころか時刻設定すらしてないじゃん!!
こんな状態で「何時かなー」とかやってたの!?
いやぁ、なんか設定とかよくわかんなくて・・・
はぁ・・・わかりましたよ。
えーっと、Ap○le Watchですよね。まずはまなぶさんのiPhoneと連携しましょうか。
えーっ!?ぼくのスマホはAndroidだよ。
え゛!?、マジで!?
ん?何か問題でも?
いや、Ap○le Watchって、iPhoneとじゃないと連携できないはずなんですけど・・・
ってことは?
時刻の設定くらいはできると思いますが、目玉の機能はほとんど使えません。
宝の持ち腐れですね。
そ、そんな・・・。じゃあ彼女は?
無理です。
そ、そんなぁ~・・・・・(ガックリ)。
・・・・・・・・(いたたまれねぇ)・・・・・・。
まなぶさん。
・・・・・・何?
仕方ないのでお店に行って返品しましょう。
スマートウォッチはスマートフォンと連携できないとあまり意味ないですから。
それでAndroid端末に対応したスマートウォッチを買いましょう。僕も一緒に行きますから。
ほんとに?ありがとう!!
これで彼女が・・
無理です。
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