導入事例 ー お客様活用事例
臨場感ある火災の煙を疑似体験。火災予防の普及啓発に自治体がVRを活用。

導入先大阪市消防局 様

近年、地震や津波などの大規模災害を想定した防災の重要性が高まっており、各地で自治体を主体とした防災啓発の取り組みが行われています。今回、効果的な火災予防の普及啓発を目的として「避難体験VR」が導入されました。

お客様情報

大阪市消防局 様

開設 1948年3月
職員数 3,509人(平成30年10月1日現在)
  • 課題・導入背景

    • 防災訓練参加者の固定化
    • 訓練に大がかりな準備、広いスペースが必要
    • 災害状況の再現が困難
    • 正しい避難行動の習熟
  • 対策

    • 避難体験VRを採用
  • 導入効果

    • VRに対する高い注目
    • 省スペースで実施可能
    • より効果的な防災学習へ

課題・導入背景

大阪市消防局では、より多くの方に防災に目を向けていただくきっかけを作るためにさまざまな取り組みを行っています。その中で、VRという手法を通じてより効果的に火災時の正しい避難行動(姿勢を低くし、ハンカチなどで口や鼻を覆い避難)を学ぶことができるのでは、という考えから導入に至りました。またこれまでの防災用具と比較して、準備や実施スペースなどのコストが低い点もVRを導入する契機となりました。

対策

「避難体験VR」を導入。VRゴーグルを使用して黒煙が発生した室内から誘導灯を頼りに避難するのがどの程度困難かを体験できるようになりました。

導入効果

フォトリアルなVR映像で臨場感ある煙体験ができること、また省スペースで手軽に体験できるということを、ご評価いただいています。体験者はVR空間を自分の判断で避難する必要があり、従来の訓練よりも受け身になりにくい傾向にあります。

体験型で学習できることで、体験者の方々の記憶にはより深くメッセージが残るようです。「煙による視界不良の状態を初めて知りました」「避難時にしゃがんだ姿勢で逃げることが重要だと分かりました」など、学びの点も効果が出てきています。

2018年9月1日より、大阪市立阿倍野防災センターで展示され、市民の皆様に体験いただいています。(展示期間:2018年9月1日(土)~2019年3月31日(日) )

防災訓練用VR ~火災避難編~ 体験映像

お問い合わせ

次世代事業開発部 インタラクティブソリューションズグループ
TEL:03-3345-2146