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  • セミナー

7/28(火) なぜ系統解析が必要か! ― 発変電設備から工場配電まで ―

セミナー名

なぜ系統解析が必要か!

― 発変電設備から工場配電まで ―

概要

電力小売り完全自由化(2016年)を目前に控え、かつその数年後には発送電分離の実施が予定されています。これらの電力自由化に伴い、電力系統との連系、発変電設備の安定運転、事故時の運転継続等についての事前検討および事故の原因究明対策立案などのために、系統解析の必要性が高まっています。また、産業用需要家においても、自家用発電設備と電力系統との連系、瞬時電圧低下など電力系統の動揺に対する設備の安定運転継続のために、系統解析の必要性が求められています。これらの求めに応じて、ユーザー自身が解析可能な User Friendly な解析ツールが広く使われています。

本セミナーでは、下記の方に講師を依頼し、これらの点についての講演をして頂きます。併せて、系統解析ツール ETAP、PSCAD、EMTP-RV の機能と特徴についてもご紹介させて頂きます。

  • なぜ系統解析が必要か – 電力系統解析の基礎と事例紹介
    相原 孝志 氏 株式会社日立製作所
  • 電力系統解析の実務への応用例
    加戸 良英 氏 旭化成エンジニアリング株式会社

日時

2015年7月28日(火)13:20~17:00(13:00 受付開始)

会場

青海フロンティアビル (会議室2・3・4)
会場への道順は、下記をクリックして下さい。

定員

100名(お申込順)

参加費

無料

講師

  • 相原 孝志 氏 (株式会社日立製作所)
  • 加戸 良英 氏 (旭化成エンジニアリング株式会社)

主催

株式会社エルテクス設計

共催

  • 株式会社理経
  • 株式会社NEAT

プログラムの内容・スケジュール

13:20~13:30 Opening    
13:30~14:30 基調講演1 なぜ系統解析が必要か – 電力系統解析の実務への応用例
電力系統とはどのようなものかから話をはじめ、電力系統の中で生じるさまざまな現象について説明します。さらにこれらの現象を評価するためには、さまざまな手法の系統解析が必要になることを示します。

具体的な系統解析の例として、講演者が実務の中で取り扱った事例を紹介します。

相原 孝志 (あいはら たかし) 氏
株式会社日立製作所
インフラシステム社
電力システム本部
電力エネルギー制御システム設計部
送変電・系統ソリューションセンタ
主任技師

大手総合電気メーカで、系統解析を用いたシステム開発、ソリューション構築、系統技術コンサルティング業務および取まとめに従事。

直流送電システムや STATCOM をはじめとするのパワーエレクトロニクスシステム、発電機、電動機、変圧器、遮断器、分散型電源等を含む発電所や変電所を対象として、系統解析を核とした研究・開発に関する幅広い実績を持つ。電力会社や大手鉄道会社等のプロジェクトに多数参加し、重要な役割を担っている。

14:30~14:45 休憩    
14:45~15:45 基調講演2 電力系統解析の実務への応用例- 解析の実例紹介
工場生産設備の諸課題を解決する手段として系統解析手法を応用した例をご紹介します。

大規模プラントにとって連続安定操業の阻害要因は国際競争力や安全・環境問題等の面からその影響は増す傾向にあり、工場技術者にとって対策検討は今後も重要な課題です。一方、プラント建設が続く海外では、瞬時電圧低下の他短時間停電(voltage interruption)や高調波(harmonics)等の電力品質が課題となることが多く、特にアジア地区では操業に大きな影響を及ぼす事例も散見さます。これらの諸課題や生産設備のトラブルを系統解析手法を応用して解決した例をご紹介します。


加戸 良英 (かど よしひで) 氏


旭化成エンジニアリング株式会社
EICソリューション事業部
電計応用技術部

国内化学会社で建設・設計業務、設備保全、コンサルタント業務に従事。

大規模化学プラントにおける発電、変電、配電、並びに生産設備の設計と建設を担当。近年は系統解析を中心としたコンサルタント業務に力点を置いている。

15:45~16:30 系統解析ツールの紹介
電力系統解析ソフトウェア ETAP のご紹介


見て、感じるままに!
「ETAP」 は、ユーザの単線結線図のデータを基に、電気機器のシンボルをパソコンの画面上に配置して系統解析を実現する“ユーザに優しい”ソフトウェアです。無数に設定できる系統構成、スタディ・ケース、レビジョンデータシナリオなどの機能により、ケーススタディが自由自在!

「ETAP」は、米国 OTI社で開発された電力系統解析ソフトウェアであり、エンジアリング、コンサルティング、発電・送配電・変電システムなどの電力関連分野、石油・ガス精製および化学プラントなどのエネルギー関連分野、一般産業・製造設備、鉄鋼・製鉄プラント、データセンター、商用ビル、輸送システム、政府機関、大学および研究所など世界中の5,000を超える会社で使用されている。

瞬時値解析ツール 「PSCAD」 および 「EMTP-RV」 との連携も可能になりました。


片山 恵太 (かたやま けいた) 氏


株式会社エルテクス設計

電力系統解析ソフトウェア「ETAP」について紹介します。


瞬時値解析ツール「PSCAD」のご紹介


電力解析業務では実効値ベースの解析だけではなく、より詳細な解析が必要な場合があります。その際は波形ベースで解析が可能な瞬時値解析ツールが必要になります。

カナダの HVDC リサーチセンタ製の瞬時値解析ソフトウェア「PSCAD」は世界80か国以上で採用され国内では電力会社、重電企業、研究所、教育機関で多数の実績があります。
特徴としては優れたユーザインターフェイスと多数の例題回路が標準で準備されています。

実効値解析ソフト ETAPと の連携も可能になりました。


太田 洋佑 (おおた ようすけ) 氏


株式会社理経
部品機器営業部
第2グループ

瞬時値解析ツール「PSCAD」について紹介します。


瞬時値解析ツール 「EMTP-RV」 のご紹介


「EMTP-RV」 は瞬時値解析が可能な電磁界及び電気機械システム向のシミュレーションソフトウェアです。 同じモデルでの潮流計算・時間領域解析への対応や、カスタムライブラリ作成など様々な機能を搭載しています。
「EMTP-RV」 は世界中の様々な電力会社や大学、企業にてETAPと連携して利用されており、様々な構成や大規模な電力システムの解析にご利用頂けます。
実効値解析ソフト ETAP との連携も可能になりました。


OPAL-RT社製 電力システム向リアルタイムシミュレータのご紹介


カナダ OPAL-RT社の電力システム向けリアルタイムシミュレータ 「RT-LAB」「Hypersim」 と制御システムを I/O や通信を介して組み合わせ、HILS (Hardware In the Loop Simulation) 環境を構築する事により、高調波や故障など電力システムで生じる様々な現象に対する実機制御システムの評価検証が可能になります。


加藤 直樹 (かとう なおき) 氏


株式会社NEAT
取締役

瞬時値解析ツール「EMTP-RV」および電力システム向リアルタイムシミュレータ「OPAL-PT」について説明します。

16:30~16:45 系統解析の必要性のまとめおよび今後の展開
系統解析の必要性とおよび今後の展開について、下記の点を中心にご説明します。

  • エンジニアリングツールとしての活用
  • トラブル解析としての活用
    国内工場
    海外工場
  • 系統運用ツールとしての活用
    訓練シミュレーター
  • 電気エンジニアの育成
  • 3社協業の紹介


西 隆男 (にし たかお) 氏


旭化成株式会社
生産技術本部
電気技術部 部長

旭化成グループにおける国内外工場建設業務に従事。
2005年ころから、系統解析ソフトを導入し、グループ内の設計、課題解決に活用している。

系統解析の必要性とおよび今後の展開について、下記の点を中心にご説明します。

16:45~17:00 質疑応答    

お問い合わせ先

株式会社理経 部品機器営業部 第2グループ
福島和也
03-3345-2757

E-mail: manitoba@rikei.co.jp