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理経メールマガジン
(2016.12.21 掲載)
09「IoTって何?」
このコーナーでは「いまさら聞けない業界用語」と題し、理経が取り扱う製品のなかから、今話題のキーワードについてご紹介します。
最近よく耳にする「IoT」という言葉。そもそも何の略であるかご存知ですか?
また、この「IoT」という考え方を使うと、私たちの生活や環境はどのように変化するのでしょうか?
今月号は、知ったかぶりでは終われない「IoT」とみなさんとの身近な接点を、理経の商材に結びつけながら、えびちゃんとまなぶ君がわかりやすくご紹介します。
登場人物紹介
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えびちゃん
広報部入社7年目。知識豊富でちょっぴり強気な姉御肌。趣味はゴルフとお酒。
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まなぶくん
営業部入社3年目。好奇心旺盛で打たれ強い性格。自社製品について日々勉強中。趣味はマラソンとお酒。
今日、お客さん先を訪問したら、お客さんと上司が「IoT」の話で盛り上がってたんですよね~ 全然ついていけなかった…。
そうね~ 最近のトレンドになっているわよね。
え!?ってことは、先輩、「IoT」の意味分かるんですか!?
業界的には基本の言葉よ。もしかして…、何の話かよく分からないで聞いていたの!?
てっきり、”IoT”って、「アイドル(I)・オタク(o)・天才(T)」の略かと…。内容はよく分からなかったんですけど、上司がアイドル好きって分かってちょっと嬉しかったのにぃ・・・。
そんな訳ないでしょ!!!「IoT」はInternet of Thingsの略でしょ!
あ~それだ!思い出しました!“モノのインターネット化”でしたっけ??でもそれって、何がなんだか、よく分からなくないですか?
確かにそうね。分かりやすい例で言えば、農業での利用ね。農業では、土や水分、栄養の状態とか、現場で確認しなければいけないことが多いわよね。農家の方は基本的にはその場に行って管理してるでしょ。
そうですね~ 病気になっちゃったり、急な外出時には畑やハウスの管理ができなくて、どうするんだろう?って思いますね。
そうなの。そこがポイントね。「IoT」を駆使すれば、さっき話したような内容がすべてネットワーク上で管理できるのよ。実際に現場に行かなくてもいいの。水分状態を監視するセンサーと、ネットワークに連動した水道の開閉システムを構築すれば、水分量がある一定以下になったら、自動で水撒きをしてくれるのよ。
へえ~!面白いシステムですね!そしたら、農家の方の労力も減少させることができますね。
今話したように「モノ」を「ネットワーク化」して、労力を減少させたり、作業効率を上げたりすることができるの。
でも、言うのは簡単ですけど、ネットワーク化って・・・。ハードとソフト、両方の開発が必要ですよね。一社でやるには結構大がかりだし、だからといって必要以上に多くの会社が関わると、開発費とか大変そうですね。
まなぶ君、何言ってるの、あるじゃない!一社で一気通貫の開発と販売ができる会社!あなたが働いている「理経」よ!
えっっっ!嘘!?本当ですか?自分の会社なのに、知らなかった…。
あ!確か、HPE社の新製品が出たということを聞いたような…。
そうなのよ。10月20日にHPE (Hewlet Packard Enterprise)社が「Edge Line」という「IoT」用サーバの販売を日本で開始したのよ。そこに、計測器・制御メーカーのNI(National Instruments)社のデータ収集機器「DAQシリーズ」と連携できるようになったの。
ちなみに「Edge Line」は、理経が日本の販売代理店になっているのよ。
さらに、世界最大手のソフトウェア会社PTC社も収集した多種多様なデータをリアルタイムで処理、表示するシステム「Thing Worx」を提供しているの。
データをサーバに集積して処理・解析・分析・表示できれば、措置を講じて制御ができる、というわけ。今言ったような3社が業務提携して「IoT」分野へ、ハード面からソフト面まで対応できるようになるの。
なるほどですね!その3社は聞いたことあります!確か理経が昔から取引している会社ですよね。
その通り。HPE社はDECコンピュータを扱っていた時代から数えると50年超の長い関わりがあるし、NI社も30年以上、PTC社も18年のお付き合いがあるわ。
信頼できる会社が揃っていますね!安心して3社協業で開発することができそうですね。しかも、会社を横断的にまたいでのビジネスを展開できるから、会社全体が盛り上がりそうです!
そうね!社内全体での知識の共有もかなり活発になるでしょうね!ただ、「IoT」分野では、独創的で具体的なアイディアが必要になってくるの。さっきは農業での活用例を話したけど、ダムや河川の水量を監視したり、冷蔵庫での卵のストック切れを教えてくれたり…猫の心拍数を測ったり!?と、いろいろな業界でさまざまな展開ができる大きな可能性を秘めているのよ。
ってことは、常に「IoT」開発のチャンスは身近に潜んでいるってことですよね!なんかわくわくしてきますね。自分もアイドルと「IoT」との総合的な展開の仕方を考えてみます!
…。またアイドル…(呆れ)。妄想もいいけど、身近な出来事がビジネスチャンスになるという意識を持ってほしいんだけどね。
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