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理経メールマガジン
(2019.3.29 掲載)
16「3Dデータ解析」
近年よく耳にする3Dデータ解析。見たり聞いたりすることはあっても、一体全体何のことなのかは知らない人が多いのではないでしょうか。実は歯の矯正といった医療の分野やアパレル業界でのサイズの解析、スポーツ分野では選手のフォームの確認等々、身近な分野でも利用されており、私たちが日々当たり前に見たり使ったりしている物に大きく貢献しているのです。
今回はそんな3Dデータ解析について、まなぶ君と学んでいきましょう!!
登場人物紹介
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まなぶくん
営業部入社3年目。好奇心旺盛で打たれ強い性格。自社製品について日々勉強中。趣味はマラソンとお酒。
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たっちゃん
まなぶくんの後輩。とっつきにくそうな外見だが、実は気さくな性格。勉強熱心で三度のめしより本が好き。
整形しようかなぁ・・・・・。
・・・・。いったいどうしたんですか?
実は両親になんで結婚しないの?的な話をされてさ。。。
毎度のことだけど、今回はけっこうマジに言われちゃって。
このままじゃ、お家断絶だって。
まぁ確かによくありがちな話ですね。
それで、なんでその話が整形手術の話になるんですか?
うん。それで僕なりに寝ないで真剣に考えてみたんだけど、
もしかしたら僕って女性受けしにくい顔なのかもって思ってさ。
よく二重にしたら劇的にモテた!みたいな広告見るじゃん?
そんな感じでちょっとだけでも変えてみたら僕もモテるようになるかもって。。。
なるほど。とりあえずいつも忙しくしてるんですからちゃんと寝てください。
そしてまなぶさんに彼女ができないのは、多分顔のせいじゃありません。
まぁ、整形するしないは本人の自由だと思いますが、個人的にはそのままでもいいと思いますけどね。
うん。僕も自分ではイケメンだと思ってるんだけど、モテないじゃん?
だから整形って手段も考えたんだけど、いざ手術することを考えたら、
怖くなっちゃってさ。イメージ通りの顔になるかわかんないし。。。
だから同じ悩みを抱えてそうな、たっちゃんに話を振ってみたんだよね。
ん?今かなり聞き捨てならないこと言いましたよね?
(あれ、よくわからないけど怖い顔がさらに怖くなってるぞ。。。)
え?だってたっちゃんも彼女いたことないでしょ?
・・・・よし、とりあえず地下の駐車場に来てもらおうか。
え?え!?何で怒ってんの!?
あれ?ヤバイ!?僕、何されるの?!!
・・・・・・・。
そこまで怯えられると一気にさめますわ。。。
大丈夫。もう怒ってないですよ。
ホントに?
とりあえず、僕は同じ悩みを共有できそうにないです。
顔が手術でイメージ通りになるかわからないなら、事前にシミュレーションしてみればいいじゃないですか。
いや、シミュレーションなら脳内で何回もしたさ。
でもやっぱり実際は希望通りにならないって話もあるじゃん?
だから不安でさ。
いや、脳内のシミュレーションじゃなくてさ。
こないだ理経のニュースリリースでも発表されてた「3dMD」を使った3Dデータ解析みたいなちゃんとしたやつを使うってことですよ。
ニュース・・・リリース?3D?データ解析?
ごめん、専門用語とかわからないから、もっとわかりやすく説明してくれないと。
3Dデータ解析とは、読んで字のごとく3D画像を使ってデータを解析することですね。
じゃあそうだなぁ・・・。あ、まなぶさんが着てる服、つまりアパレル業界でも3Dデータ解析が使われているって想像できます?
でも僕、家にいるときは基本的には…
うん。そういう情報はホントいらない。
服のサイズにS、M、Lってありますけど、アパレルメーカーはそのサイズの規格を設定するために、たくさんの人の3D画像を収集し、画像データを基に解析してサイズの規格をどうするか検討する材料の一つにします。胸囲が〇〇~〇〇の人はLサイズ、みたいな。
他にも大手流通会社が導入することでニュースになりましたけど、洋服売り場に3Dの測定装置を設置して、お客さんがその機械で測定すると、試着しなくても自分に合ったサイズがわかるサービスがありますが、これも3Dデータ解析と言えると思います。
最近では、通販で試着せずに自分に合ったサイズを選べる話題のスーツも、ある意味3Dを活用したデータ解析の賜物ですね。
なるほどねぇ!!便利なもんだね!
他にも歯科医療の分野やスポーツ、アニメーションの分野といった身近なところで活用されている技術なんですよ。
ふむふむ。なるほどね。
3D画像がどう使われてるのかイメージできてきたかも。
いままで3D解析を利用していなかった業種に新しく提案してみるのも面白いかもね!!
そう簡単に思いついたら苦労しないんでしょうけどねぇ。
何か面白そうなアイデアがあれば理経の3dMD担当に話してみてくださいよ。
その、さっきも出たけど「3dMD」って何なの?
3dMDはアメリカにある会社の名前です。その会社の扱っている3Dスキャナと解析システムのことも「3dMD」といいます。会社名と製品名が同じなんですよね。
「3dMD」は簡単に言うと超高速、高精度の人体表面撮影、解析が可能な3Dスキャンシステムです。特長としては1.5ミリ秒での超高速静止画撮影や人体への影響が心配されるレーザー光を使用せずに全身を一度に撮影できたり、秒あたり最高120コマの画質で動画データ取得などいろいろあるみたいですね。
今回そのシステムがテレビのCMでよく流れているような有名な整形クリニックのグループに採用されたんですよ。
え!?あの薄毛でお悩みの方へのCMで有名な!?
良心的な価格でAGA治療を施してくれる湘南美容クリニック様!?
お、おう。やけに食いつきましたね・・・。
AGA治療が何なのかよくわかりませんが、その湘南美容クリニックさんです。厳密に言うと、湘南美容クリニックグループが展開する新業態の「Regno Clinic SBC」っていうところです。
そのクリニックで頭部顔面の正確な治療シミュレーションを実現させるためにこの「3dMD」が導入されました。
美容整形を考える方々は、自分の持つイメージと治療後のギャップがあるんじゃないかって不安なんですよ。そこはお医者さんとのカウンセリングで解消していくんですが、「3dMD」で撮影した顔面の3D画像を使ってシミュレーションすることで、3D画像という目に見える形で患者に変化を見せることができるので、カウンセリングを科学的根拠で補うことができます。これにより「想像していたイメージと仕上がりが違う」という問題を可能な限り軽減することが期待されます。
なるほどねぇぇ。確かにそういうことができれば、不安は大分解消されるかも!
整形手術に関わらず、患者の不安は医療の分野と切り離せないですからね。その不安の解消に一役買っているという点からも、「3dMD」の展開は社会貢献度の高い取り組みだと言えるでしょうね 。
そうだね。
美容整形は理経の「3dMD」が導入されてるRegno Clinic SBCに相談だね!
まぁ安心してくれたところ申し訳ないですけど、まなぶさんがモテないのは顔のせいじゃないですよ。
あと、僕は既婚者です。
え?ウッソ。。。
だって指輪してないじゃん。
金属アレルギーなんで。ついでに中学生以降結婚するまで彼女いなかったことはありません。
え?そんなに怖い顔してるのに?
(やっぱ1回シメといた方がいいかな・・・)
そうですよ。こんな怖い顔しててもです。
まなぶさんは、まずはそのよれよれのスーツ、ボロボロの靴をきれいにしてください。忙しくて一生懸命駆け回っているのは知っていますが、最低限の清潔感は必須です。
顔の造形を変えても身だしなみがそのままだったら絶対彼女なんてできません。
ちょ、ちょっと待って、メモ取るから。
あとはなんでもポケットに詰め込みすぎです。オーダーメイドの良いスーツも、ポケットがもっこりしてるとシルエットが台無しです。
さすが師匠!それでそれで?
ってなんでこんな話になってるんだっけ?
え?だって今日のテーマって「まなぶくんモテモテ化計画」でしょ?
違うわ!!「3Dデータ解析」だっつーの!!
製品紹介
~3次元サーフェス超高速撮影&解析システム「3dMD」~
最大360度視点、1.5ミリ秒で人体表面を超高速撮影し解析する3Dスキャナシステムです。静止画に加え動画も撮影できるモデルも加わり、歯学、形成外科学、スポーツ分野において全世界で1200システムを超える稼動実績を誇っております。
お問い合わせ
- 部署名:
- システムソリューション営業部 ソリューショングループ
- TEL:
- 03-3345-2170
- E-mail:
- 3dmd@rikei.co.jp