エアロパートナーズ 小柳新社長インタビュー
(2022.9.29 掲載)
エアロパートナーズ 小柳新社長インタビュー
理経のグループ会社で、民間航空機オペレータや、防衛省・海上保安庁が保有するヘリコプターやビジネスジェットを含む各種航空機の部品販売、それらの保守事業などを行う株式会社エアロパートナーズ。2022年は創立30周年を迎えると同時に小柳 誠新社長が就任し、新体制でのスタートとなりました。今回は小柳新社長に、30周年の思いや今後の取り組み、プライベートについてインタビューしました。
- 社長就任のご挨拶と30周年を迎えての思いをお願いします。
- 2022年4月1日より株式会社エアロパートナーズの代表取締役社長に就任しました。私が6代目の社長となった今年が、ちょうど30周年という節目の年になります。
エアロパートナーズの前身となる株式会社トーメンエアロスペースは、バブル崩壊の時期とも重なる1992年に設立されました。
そのような中で会社を起こすには勇気が必要だったでしょうし、親会社である株式会社トーメンより独立した2002年も日本はデフレが続いている時期で、会社として当時大変な思いをして決断したのだろうと思います。そうしたマネジメントの方々の強いチャレンジ精神を受け継いでいきたいです。
- エアロパートナーズの社風を教えてください。
- 社員が皆「自分が専門家だ」というプロフェッショナル意識が非常に高く、活気がある会社です。それぞれの意見を出し合いながら進めていく積極性や、チャレンジ精神があるところも当社の良さですね。
私の好きな言葉に、第一次南極地域観測隊 越冬隊長をつとめた方で探検家でもある西堀栄三郎さんの
「同じ性格の人たちが一致団結しても、その力は和の形でしか増やせない。異なる性格の人たちが団結すれば積の形で大きくなる。」
というものがあります。それぞれ性格も違えばやり方も違うけれど、互いに切磋琢磨していくことで大きな力になっていく、というものです。この考え方はとても参考になりますし、エアロパートナーズにも同じマインドがあると感じますね。
- 今後APIが目指す取り組みについてお聞かせください。
- 理経グループとして、シナジー効果を出すべく、エアロパートナーズのお客様向けに説明会を開催し、理経の製品を紹介する取り組みを今年から本格的に開始しています。理経グループの一員として協業することで、両社のお客様へ最善のご提案ができるよう進めています。
- 小柳社長が大事にしている一言をお願いします
- 「飛耳長目(ひじちょうもく)」です。コロナ禍で先の見通しがきかない今だからこそ、先を見て、みんなの話を聞く力を持つことが重要です。飛耳長目にたけ、情報収集や観察力に優れた、専門分野に精通した集団を目指します。
- 最後に、小柳社長についてお聞かせください。
株式会社エアロパートナーズ
代表取締役社長 小柳 誠- 私は兵庫県出身ですが、これまでにアメリカ カリフォルニア州のサニーベールや、静岡県に住んだことがあり、現在は神奈川県に住んでいます。また、旅行好きで、仕事・プライベート含め日本の47都道府県すべてに宿泊したことがあります。
コンサートやミュージカル鑑賞も楽しみの一つです。最近は、松任谷由実、JUJU、レディー・ガガのコンサートや、劇団四季のミュージカル『アナと雪の女王』を観に行きました。
先日行われた創立30周年記念パーティの日も、社員全員で劇団四季の『ライオンキング』を観劇し、その後船上パーティを行いました。実行委員会が企画を立ててくれて、楽しい1日を過ごせました。
今後航空業界は、脱炭素化や空飛ぶクルマなど、新技術への対応が迫っています。その中で、社員一丸となり、今までの技術に対応しながらも新しいものに対して果敢に取り組んでいき、40周年記念パーティが開催できるよう、チャレンジをしていきます。