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株式会社理経（本社：東京都新宿区、代表取締役社長 黒田 哲夫）は、レッドスタックジャパン株式会社（本社：神奈川県川崎市、代表取締役社長 油谷 勝）と新規販売代理店契約を締結し、BIM(Building Information Modeling)シミュレーションソフトウェア「Fuzor」(フゾー)の販売を開始したことを発表いたします。

BIMとは、コンピュータ上に作成した建物の3次元デジタルモデルに、コストや管理情報などあらゆる属性データを追加した建築物のデータベースを、設計、施工から維持管理までに至るプロジェクト全体で情報活用するワークフローです。近年、建物の新築や改修を問わず、BIMは生産性の向上やコスト削減を図るうえで、有効な手段として認識されてきています。台湾やシンガポールなどのアジア各国では、BIMによる建築確認申請を政府主導で行っており、急速に利用が広がっています。わが国においても、国土交通省が官庁施設の建設などにBIMの活用を決定しており、今後、日本の建設市場ではBIMの活用や管理は、避けて通れなくなることが予想されます。
今回販売を開始した「Fuzor」は、3Dデータの生成にゲームエンジンを使用することで、大規模な建築データも容易に取り扱うことができます。また、3D設計ソフトウェア開発で世界的なリーダー企業であるAutodesk社の「Revit」や「Navisworks」などのBIMツールと双方向連携機能を持ち、設計変更時の情報の反映と共有が容易になりました。さらに、豊富な検証機能を持ち、さまざまなシミュレーションを可能にした製品です。

「Fuzor」の主な特長

• ビジュアライゼーション（可視化）機能に優れ、天候、時間、光源の影響などの検証、干渉チェックなど多種多様な検証が可能
• Autodesk社のBIM 3Dソフト「Revit」とシームレスに連携可能
• その他、主要3D CADデータの取り込みが可能
• 大規模な建築データを「Fuzor」データへ変換することで、データの軽量化が可能
• 操作がシンプルで習得が容易
• 生成に独自に開発したゲームエンジンを利用し、今までCADでは利用が困難であった大規模な建築物データでも軽快に扱うことが可能
• アバターによる人の目線で確認が可能
• ノートPCやスマホ、タブレットでプレゼン、デザインレビューを容易に行うことが可能

今後の展開

建築業ならびに製造業に提案、販売活動を行うと共に教育機関(大学、高専、専門学)の建築およびデザイン学科にも拡販していく予定です。

主要製品販売価格

主要製品販売見込み

レッドスタック社/レッドスタックジャパン株式会社について

レッドスタック社はシンガポールに本社を置き、オーストラリア、マレーシア、ベトナムなど東南アジアを中心に約20年、建築、設備、土木向けにCADソリューションやサービスを提供しているシステムプロバイダーです。現在では3DCADデータを中心としたBIM製品の販売、コンサルティングなどを展開しています。
レッドスタックジャパン株式会社は2014年12月に神奈川県川崎市に設立のレッドスタックシンガポールをグループ会社に持つ、BIM製品及び関連サービスにフォーカスしたベンチャー企業です。
今後BIM製品「Fuzor」を中心に、建物の保守管理システム、4Dシミュレーション（3次元データに時間軸を持たせたシミュレーション）など新たなBIMソリューションを日本市場に投入していく予定です。

株式会社理経について

株式会社理経は1957年設立のIT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーです。高感度なアンテナを世界に張り巡らせながら、世界有数のメーカーや提携先一社一社と紡いできた信頼のネットワークを糧に、システムソリューション、ネットワークソリューション、電子部品及び機器の分野で世界の最先端技術・先進的な製品を核とした多彩なソリューションを提供しています。

※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。