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2018年12月17日

  • ニュースリリース

無線周波数干渉を改善する 干渉波除去装置「SigX」の販売を開始

株式会社理経(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:猪坂 哲 以下、理経)は、無線周波数干渉を改善する干渉波除去装置「SigX」の販売を開始したことを発表いたします。

SigX 製品概要

本製品は、衛星受信設備における干渉波の影響による受信障害を防ぐことを目的とした干渉波除去装置です。希望波(※1)の受信周波数帯に干渉波が混信した場合、正常な受信が困難となりサービスに影響を及ぼします。

本製品を使用することにより、受信の際に混信した干渉波を高度な信号除去アルゴリズムで除去し、サービスの維持および高いレベルでのサービス品質を提供することが可能となります。

※1 希望波:受信機が必要とする受信波のこと

市場背景

無線周波数干渉の最も大きな原因は、第三者アンテナの方向調整不備、機器の誤動作、および偶発的かつ計画的なキャリア送信によって引き起こされるCW(無変調波)およびSweeping CW(掃引無変調波)を含む無変調キャリア信号です。これまで、これらの干渉を解決するためには発信源を特定し、停止させる必要がありました。

本製品は干渉波送信元に依存せずに、干渉波の影響を解決するまったく新しいアプローチを提供します。これにより、リアルタイムに干渉波を除去し、サービスを保護します。また昨今利用が増えている可搬型、移動型の局から誤って発射される変調波への対応が可能なバージョンもあります。

衛星上で混信する干渉波だけでなく、既に展開されている4G(LTE)の一部、2020年に開始予定の次世代移動体通信規格5Gが、C-Band帯を受信している衛星受信設備に影響が及ぼすと懸念されています。干渉波除去装置「SigX」は、2018年度内に地上混信信号の除去機能を搭載する計画があり、4Gや5G信号がC-Band帯へ干渉するリスクを軽減することが可能になります。

製品の仕様( CW モデル、変調波モデル)

1.周波数帯:L-Band(950-2150MHz)

2.除去できるキャリアタイプ:無変調波(CW/Sweeping CW)、変調波(DVB-S2 CCM/ACM)

3.変調方式:BPSK,QPSK,OQPSK,8PSK,16APSK

※2018年末32APSK対応予定

4.帯域幅:1.2MHz~54MHz

5.1台で最大4波のCWまたはSweeping CWを同時に除去可能

1台で1波の変調波を除去可能(※ライセンス要)

CW と変調波を同時に除去する場合は、 2 台をカスケード接続することで対応可能

6.Web GUI操作による簡単設定およびモニタリング

製品 について http://www.kratoscomms.com/products/rf-management/rfi-cancellation

メーカー について http://www.kratoscomms.com/

今後の展開

理経は、今後「SigX」の販売を放送局および衛星通信事業者を中心に展開する予定です。既存の送受信設備を所有しているお客様に対して、既存の設備を活かしつつ、高品質な映像の提供を実現して参ります。

株式会社理経について

株式会社理経は1957年設立のIT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーです。

システムソリューション(入試・教務システム、ITインフラ基盤、経営戦略・情報セキュリティソリューション等)、ネットワークソリューション(衛星通信伝送システム、デジタルビデオ伝送システム、通信事業者・民間企業向けネットワークシステム、無線アクセスシステム、防災情報システム等)、電子部品及び機器(高周波部品、高機能工業用接着剤、カーオーディオ・ナビゲーション用テスター、電力系統解析システム、防衛関連機材、防犯システム等)の分野で、世界の最先端技術・先進的な製品を核とした多彩なソリューションを提供しています。

所在地 〒163-0535 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル
資本金 34億2,691万円(2018年3月末日現在)
代表者 代表取締役社長 猪坂 哲
事業内容 ・システムソリューション
・ネットワークソリューション
・電子部品及び機器
URL https://www.rikei.co.jp

※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ

部署名:伝送配信システム営業部

TEL:03-3345-2182 FAX:03-3345-2165

E-mail:sales-csg@rikei.co.jp

製品ページ   :https://www.rikei.co.jp/product/634/