News
ニュース

株式会社理経（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：猪坂 哲、以下 理経）と、株式会社オーイーシー（本社：大分県大分市、代表取締役社長：加藤 健、以下 オーイーシー）は、低軌道衛星および宇宙VRをはじめとした宇宙関連ビジネス並びに長距離無線LAN（FWA）の活用をはじめとする観光活性化、防災等地域課題に対する提案において、事業創出・展開、相互技術支援を行うことを目的に戦略的業務提携契約を締結しました。

業務提携の背景・内容

2020年4月、大分県はヴァージンオービット社(※1)と大分空港を宇宙港として活用するパートナーシップを締結しました。大分空港では、ロケットの打ち上げを、従来のような発射場から空に向かって打ち上げる「垂直型」ではなく、航空機が人工衛星を搭載したロケットを翼に吊り下げて、空港から飛び立ち、空中でロケットを打ち上げる「水平型」方式を採用し、2022年小型人工衛星の打ち上げを目指しています。

※1 ヴァージンオービット社：アメリカの人工衛星打ち上げ企業

理経は、30年以上にわたり衛星通信ビジネスに取り組んでおり、システムの設計・構築・機器提供を行ってきました。また、長距離無線LAN（FWA）を活用した防災ネットワークシステム構築や防災関連のドローン実証実験の参画実績もあります。
近年は、VRを活用した火災時の避難方法をシミュレーションできるコンテンツを作成しており、消防などでも活用されています。

オーイーシーは、大分県内に強固な顧客基盤があり、官公庁・公共系の課題に対しては、システムインテグレーション力で全国に展開しています。また、各種データの収集・蓄積・保管および利活用のノウハウを有しています。おおいたスペースフューチャーセンター(※2)にも設立時より参画しており、衛星データの利活用による地域課題解決並びに事業創出に尽力しています。

※2 おおいたスペースフューチャーセンター：宇宙関連産業・サービスの創出や人材育成などに取り組む一般社団法人

今回の業務提携により、低軌道衛星をはじめとする宇宙関連ビジネス全般の創出、長距離無線LAN（FWA）を活用した防災などの地域課題に対する提案を積極的に行ってまいります。
また、VRコンテンツを有効活用し、観光活性化を見据えた新たな共同プロジェクトの立ち上げも視野に入れながら、活動を推進していきます。

＜役割分担＞

■理経

• 衛星通信システムの設計・構築、ドローンを活用した地上データ（河川の状況、土砂災害など）の取得
• 宇宙関連VRコンテンツの提供
• 長距離無線LAN（FWA）を活用した離島対策および防災システムの提供

■オーイーシー

• 地上データ、衛星データを融合するデータ基盤の構築
• 分析によるデータの二次利用（土砂災害、河川氾濫などの災害予知保全、高齢者の見守りなど）
• 理経ソリューションを地域で実装、運用
• FWAの先にある地域課題解決ソリューションの提供

株式会社オーイーシーについて

株式会社オーイーシーは、クラウドサービスを通じて大分県内をはじめ、全国のお客様へ公共・民間ソリューションを幅広く提供しています。またデジタルトランスフォーメーション（DX）のご提案やAI・IoT・ドローン、データ分析等にも取り組んでおります。変化に強く、お客様に新たな価値をご提供し、更なる信頼を得られる様、人と社会と未来へ貢献して参ります。

株式会社理経について

株式会社理経は、IT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーとして1957年に設立以来、システムからネットワーク、VR/ARコンテンツ、電子材料・電子機器までさまざまなソリューションを提供しています。国内外の最先端技術や先進的な製品を活用したソリューションを提案し、お客様の業務の効率化、収益の改善などビジネスの発展に寄与します。

※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。