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株式会社理経（本社：東京都新宿区、代表取締役社長 猪坂 哲、以下 理経）は、ATEME SA（本社：France、CEO：Michel Artières、以下 ATEME社）と新規販売代理店契約を締結し、全世界で放送局および動画配信事業者の約1,000社を顧客に持つ、ビデオ圧縮・配信ソリューションのグローバルリーダーであるATEME社の製品を販売開始したことを発表いたします。

ATEME社製品について

ATEME社では、OTT（※1）、IPTV（※2）を始めとするあらゆるプラットフォームで、低遅延・高品質な映像配信を通し、視聴者にとってストレスの少ないプレミアムな視聴体験を提供します。
ライブ映像などの素材伝送を低遅延・高品質に配信する「TITANシリーズ」、動画配信サイトなどに視聴者の興味関心に合わせた効率的な広告挿入を行う「NEAシリーズ」、ビデオ配信のオペレーションなど管理を行う「PILOTシリーズ」といった製品を取りそろえ、動画コンテンツの配信に欠かせない機能を一貫して提供します。
また、本製品は特定のハードウェアに依存せず、汎用サーバやパブリッククラウド上で動作するソフトウェアです。専用機器の購入・管理にかかるインフラコストを節約できるため、二酸化炭素の排出量の削減も期待されています。

※1 OTT：Over The Top（オーバー・ザ・トップ）」の略語で、通信事業者やインターネット・サービス・プロバイダー（ISP）に頼らず、インターネットを通じて提供されるメッセージや音声、動画などのコンテンツやサービス。
※2 IPTV：TVをネットワークに繋ぐことで、いつでも好きな時に、品揃えされている映画や番組を視聴できる新しいサービス。

利用イメージ

市場背景

放送業界では、放送のIP化（※3）、同時配信、動画配信における4Kをはじめとする映像の高品質化、配信コスト低減など熾烈な市場競争が起きています。そのため、コンテンツ制作などのクリエイティブ面へより多くの人的資源を投入するために、システム面の自動化や省人化の需要が高まっている状況です。
グローバルメディア企業の多くを顧客に持ち、業界の最新技術をいち早く実装・提供してきたATEME社の製品と、これまで培ってきた理経のシステムインテグレーターとしての経験を掛け合わせることで、上記のニーズおよび課題に対する最適ソリューションの提供を実現していきます。

※3 放送のIP化：SDI(Serial Digital Interface)と呼ばれる、同軸ケーブルを用いた設備をEthernet/IPケーブルを用いた設備へ変えていくこと。SDIは主に業務用映像機器で使われている高速シリアル・インターフェース規格である。

今後の展開

日本国内の放送局や動画配信事業者に向け、設備の新規構築や更新に伴う需要に対し提案活動を行っていきます。

ATEME SAについて

ATEME SAは、ビデオ圧縮および配信ソリューションのグローバルリーダーです。コンテンツプロバイダー、サービスプロバイダー、ストリーミングプラットフォームが視聴者との契約を増やし、解約率を低減するための支援をしています。

株式会社理経について

株式会社理経は、IT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーとして1957年に設立以来、システムからネットワーク、VR/ARコンテンツ、電子材料・電子機器までさまざまなソリューションを提供しています。国内外の最先端技術や先進的な製品を活用したソリューションを提案し、お客様の業務の効率化、収益の改善などビジネスの発展に寄与します。

※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。