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理経メールマガジン
(2014.10.8 掲載)
理経の取り扱う接着剤、グリースとは?
理経の「接着剤」と「グリース」は身近な製品の色々なところに使われています。
そんな接着剤、グリースの世界へご招待しましょう!
エポキシ接着剤ってなに?
「接着剤」と聞いてどんなものが思い浮かびますか?
工作で使う木工用接着剤、紙を貼り付けるのに便利なスティックのり、ちょっとしたものを修理する時に重宝する瞬間接着剤、など色々ありますね。理経が取り扱う Epoxy Technology社の「機能性接着剤」は、エポキシ樹脂という化合物を使った、接着剤を塗った場所をプラスチック化させて固定する接着剤なのです。なかなか日常生活で見るシーンはないですね。みなさんが使っているデータ通信ネットワークの光ファイバーのコネクタ付けや光通信用デバイスの固定、ファイバーとフェルールの固定など、電子部品やネットワーク機器の中で幅広く使われています。
接着剤が電気を通す!?
他にも、単純にモノとモノをくっつける用途以外、接着のほかに特殊な機能を追加した製品もあります。たとえば、銀の微粉物を混ぜ込んだ接着剤。銀は金属のなかでとても電気を通しやすい性質を持っています。エポキシ樹脂単体では電気を通さないものが銀の微粉物を混ぜ込むことで、電気を通すことができるようになるのです。現在この技術は、電子機器を作るうえで欠かすことのできないものとなっています!それ以外にも、セラミックの微粉末を混ぜ込んだもの、紫外線を照射すると固まるものなどがあり、実はみなさんの身の周りにある電子機器のなかで利用されています。さらに医療用デバイス、航空宇宙用途のなかにも利用されています。
放熱グリースってなに??
接着剤の他にも、「放熱グリース」も取り扱っています。グリースと聞いてどんなものが思い浮かびますか?自転車のペダルが錆びた時に差す油、ドアの開け閉めを良くする潤滑剤などが思い浮かぶのではないでしょうか。
理経が取り扱うAOS Thermal Compounds社の「非シリコーン系放熱グリース」は、モノの動きを滑らかにするのではなく、熱を逃がす働きを手助けする、というグリースなのです。しかも、世界で初めての非シリコーン系グリースで、シリコーングリース特有のデバイスへの影響がなく、また熱が加わっても熱を逃がす特性が失われにくいという特長があります。電源やCPU、ヒートシンクなど電子パーツからコンポーネンツまで、みなさんの身の周りにあるモノの熱を発生する部分に利用されています。今あなたが見たり触ったりしているそこにも使われているかもしれませんね。
このように直接目に触れる機会が少ないながら、世の中の縁の下の力持ちである理経の取り扱い製品、接着剤・グリースを第一弾としてご紹介しました。
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